らーめん吾郎

1. 昼定食、わたくしの定番

ラーメンといえば、カレーライスと人気を二分する、ニッポンの食文化なのでアールよ。
他の日本人がそうであるように、わたくしもラーメンは好物であるし、休みの日、お昼頃起き出してきて、袋ラーメンに冷や飯で、「のど自慢」なんかをみるともなしにつけて新聞を読みながら、ラーメンライスを食っていると、
「ニッポンは、今日も平和だなぁ」としみじみ、しあわせを感じてしまうわけであります。戦士の休日、とでもいいましょうかね。
日本津々浦々、その土地その土地でラーメン文化を持っていて、お国自慢にもなっていたりするわけだが、ラーメンがいいのは、それだけ、わしらの生活に密着している
「くいもの」であって、その時々の、味わいは、わしらの心情に左右されるというところが、尊いのだ。

2. ラーメン本体。長浜ラーメン風に言えば、モヤシラーメンていうやつですな 3. トッピングに、ニンニクを追加すると、スタミナもりもりであります

前置きが長くなってしまったが、「吾郎」のラーメンは、わたくしが様々なシチュエーション、様々な場所で喰ってきたラーメンの中で、
「絶品」「秀逸」といった作品なのである。
思えば、このお店が開店したのは、4浪中の秋から、冬になる頃であった。当時のわたくしの下宿から歩いて1〜2分という、ラーメンの香りも漂うご近所であったが、
「ごろう」から連想することは月並みながら「5浪」であって、きわめて不吉な響きだったのである。当然の事ながら、そんな不吉なお店に立ち寄るわけにはいかず、湯気の立つ店先を素通りしていたのであったが、果たして、5浪突入してしまった(T_T)

さて、吾郎のラーメンであるが、細麺で、豚骨ベース風であるが、いわゆる九州ラーメンとか長浜ラーメンと称される豚骨ラーメンとは、少々異なり、もっとあっさり系ではあるが、そのスープにはニンニクが仕込まれており、これが旨みを引き出しているようである。
そもそも、「吾郎」というのは開店当時店主が飼っていた犬の名前で、
「犬の名前を店名にするところは、ラーメンに対する意気込みというか、気合いが欠けている!」と考えるのは浅はかであって、開店当時すでに初老のおやじではあったが、若造のラーメン屋にありがちな気負いがない、肩の力の抜けた境地にいる、仙人的なラーメン店主である。なかなかどうして、評判はよく、それが証拠に、店の前にはタクシーがよく路駐しているのである。
4. レトロな、比治山線
広島市は、この世に生を受けて、しばらくいた時期を除くと、浪人中だったり、決して希望した職場でなかったり、いい年をしてふたたび学生的生活(というか、気分はほとんど浪人生に近かった!)だったりと、3度ともあまりいい気分で過ごしていないのであるが、その時々、いつもわたくしの胃袋と、ココロを満たしてくれたのは、吾郎のラーメンだったのだ。



不親切な場所説明
広島市南区、市電、比治山線沿線












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